診療科のご案内
整形外科、リウマチ教育入院
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整形外科、リウマチ教育入院のご案内
整形外科では、骨・関節、筋腱や靱帯、脊椎・脊髄、末梢神経などの疾患について診療を行います。 具体的には骨折や脱臼・関節捻挫、腱・靱帯の切断といった大部分の外傷、肩こりや腰痛・神経痛や 関節痛といった、使いすぎや加齢からくる諸症状、関節リウマチや痛風などの疾患を治療します。当院では整形外科全般の治療を行っており、特に人工関節置換術は県内有数の施行数を誇ります。 関節リウマチに対する治療では、一般的な薬物治療・手術療法の他、生物学的製剤(レミケード、 エンブレルなど)の使用、リハビリ・教育入院(2~3週間)などを行っています。
また、整形外科診療の一環として、特殊専門外来(手外科・床ずれ外来・ボトックス外来)を併設しています。手外科では日常的な手の障害の一般的治療から、切断された指の再接着手術など高度な手の外科手術・顕微鏡手術にも対応しています。床ずれ(褥瘡)外来は、訪問看護ステーションや施設など地域との連携を図りながら運営しており、必要に応じて入院治療・手術なども行っています。褥瘡の治療では局所陰圧閉鎖処置の有用性が確認されていますが、当院はその専用機器(VAC療法)を早期から導入しており、安定した治療成績を得ています。
その他、脳卒中や脊髄疾患の後遺症で手足の筋肉が突っ張って動きが悪くなっている患者さんには、筋肉の緊張を和らげる薬剤・ボトックス(ボツリヌス菌の毒素を精製したもので、感染の危険性はありません)を緊張した筋肉に直接注射して、リハビリテーションをより効果的に実施するなど、関連分野の有用と考えられる様々な治療法にも積極的に取り組んでいます。
外来患者さんは一日約80名、入院患者さんは約50名で、年間約400件の手術を行っています。
医師紹介
役職 | 氏名 | 資格等 |
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医監 | (すずき やすし) 鈴木 康 |
日本整形外科学会専門医 同代議員 日本手外科学会専門医(元評議員) 日本創外固定・骨延長学会幹事 中部日本整形外科災害外科学会評議員 中部日本手外科研究会運営委員 東海整形外科外傷研究会常任幹事 飛騨整形外科懇話会代表世話人 |
整形外科部長 兼中央手術部長 医療安全対策室長 医療相談室長 |
(いけばた たつや) 池端 達也 |
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リハビリテーション科部長兼地域医療部長 地域医療研究研修センター部長 整形外科主任医長 地域連携室室長 |
(よしだ みのる) 吉田 実 |
日本整形外科学会整形外科専門医 日本整形外科学会認定リウマチ医 日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医 日本整形外科学会認定小児運動器疾患指導管理医 日本リハビリテーション医学会認定臨床医 中部日本整形外科災害外科学会評議員 岐阜県地域医療研修検討会世話人 |
医師 | (おくだ りょうた) 奥田 亮太 |
日本整形外科学会整形外科専門医 |
リウマチ教育入院
リウマチ・リハビリテーション教育入院についてのご説明です。
目的
関節リウマチはいまだ原因が不明の難病と呼ばれておりますが、その療養においてまず大切なことは、関節リウマチという疾患についてよく理解していただくことです。当院では主に以下の3点について正しい理解をしていただくことにより、患者様の障害の進行を抑える一助とすべくリウマチ・リハビリテーション教育入院を行っております。
- リウマチに対する正しい知識の習得
- 痛みなどの諸症状との上手なつきあい方
- 変形に対する予防措置の学習
なお、治療については原則としてこれまで受けられていた薬物治療は、入院中はそのまま継続して頂きます。ご希望があれば現在の薬物治療、今後の手術的治療などについてのご相談をお受けします。
対象者
- リウマチに対して体系的に指導を受ける機会のなかった方
- 日常生活活動がおおよそ自立している方
入院期間
2~3週間の入院を予定しております。
内容
1.講義 | 医師による病態、診断、治療体系の全般を理解していただくための各種講義を用意しております。 |
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2.リハビリテーション実習 | リウマチ体操・運動浴、変形予防のための日常生活指導などの実習を用意しております。 |
3.個別指導 | 薬剤師・管理栄養士・理学療法士・作業療法士・医療ソーシャルワーカーによる指導を用意しております。 |