診療科のご案内

歯科口腔外科

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歯科口腔外科のご案内

他院からご紹介いただいた基礎疾患をお持ちの患者さんの抜歯や、顎関節症、顎骨嚢胞、口腔腫瘍、外傷(歯の損傷、顎骨骨折)などの診療に当たっています。親知らず(智歯)は入院下で一括抜歯することもできます。またハンディキャップを抱えている方や当院他科入院中の患者さんの口腔ケアにも対応させていただいております。

平成27年より「摂食嚥下評価入院」を開始いたしました。嚥下(飲み込むこと)に不安のある方、要介護者で食事や口腔ケアにお困りの方はぜひご相談ください。詳しくはこちらをご覧ください。

医師紹介

役職 氏名 資格等
歯科口腔外科部長 (みやもと けん)
 宮本 謙
日本口腔外科学会認定口腔外科専門医
日本顎関節学会顎関節症専門医
歯科医師臨床研修指導医
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
医長 (かたやま よしこ)
 片山 良子
日本口腔外科学会認定口腔外科専門医
日本ACLS協会 BLSインストラクター
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士

食形態マップについて

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摂食嚥下機能評価入院のご案内

誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)ってご存知ですか?

肺炎で死亡される方は年々増加しており、死因別順位は第3位になりました。肺炎による死亡者の94%は75歳以上であると報告されています※1。

肺炎の一つに「誤嚥性肺炎」があります。これは、飲み物・食べ物、唾液が誤って気管に入ること(誤嚥)が原因で起こる肺炎です。高齢者の肺炎の半数以上が誤嚥性肺炎と言われています。

誤嚥の原因の一つが、摂食嚥下障害(せっしょくえんげしょうがい)です

食べる物を認識して、口の中に入れ、飲み込んで、胃に達するまでの動作を「嚥下」といいます。

普段は、それほど意識することなく食生活を送ってみえると思いますが、この運動は脳と口やのどの周りの筋肉・器官が細かな情報のやり取りをしているのです。

脳や神経、加齢などが原因で、食物をスムーズに胃へ送り込めなくなる状態が摂食嚥下障害です。

摂食嚥下障害になると、食べられないことにより、痩せてきます。痩せることで体力が低下し、日常生活に支障が出るようになってきます。この経過の中で誤嚥性肺炎は起こるのです。

したがって、「摂食嚥下障害」は決してまれな状態ではなく、しかも放置すれば非常に危険です。

※1日本呼吸器学会ホームページ「誤嚥性肺炎」

摂食嚥下障害の原因

  • 脳梗塞などの脳血管疾患の既往
  • 口やノドの癌
  • 加齢
  • 心理的な要因など、原因がはっきりしないこともあります
  • パーキンソン病などの神経疾患
  • 認知症
  • 消化器の疾患

一つの原因で発症する場合もありますが、いくつもの原因が積み重なっていることもあります。

たとえば、昔脳梗塞を発症したが、今までは麻痺などの症状がなかった方でも、加齢や他の病気を発症することで急激に摂食嚥下障害が現れることがあります。

こんな症状はありませんか

  • 食事中によくむせる
  • 食事中に鼻水が出る
  • 飲み込みにくい食べ物がある
  • 食べ物をよくこぼす
  • 飲み込んだ後に食べ物が口に残る
  • 体重が減った
  • 食事中や食後によく咳き込む
  • 痰がよくからむ
  • 食後に声が変わる(かすれ声やガラガラ声になる)
  • 食事の時間が延びた
  • 舌の上が白い

当院では、摂食嚥下障害を早期に発見し安全な食生活が送られるように「摂食嚥下機能評価入院」を行っています。

歯科口腔外科医師、看護師、認定看護師、放射線技師、言語聴覚士、管理栄養士が連携し評価や指導をしています。

原因を特定するために、消化器内科や脳神経外科などほかの診療科に紹介することもあります。

摂食嚥下機能評価入院の流れ

  入院当日 2日目 3日目
検査 採血 嚥下造影検査 胸部レントゲン検査
胸部レントゲン検査
嚥下内視鏡検査
観察・指導 食事状況の観察 食事状況観察・指導価 食事方法指導
口腔内の観察   口腔ケア指導
口腔ケアの状況観察 総合評価 栄養指導
説明     検査結果説明

対象の方

飲み込むことに不安をおもちの方であれば、どなたでも結構です。

特に食事に介助が必要な方は、ご家族・施設のスタッフへ介助の方法や食事の作り方、口腔ケアの方法をアドバイスさせていただきます。

下呂市内の方

まずはかかりつけの医師にご相談ください。
主治医と連携を取りながら入院日を調整させていただきます。

かかりつけがない方、下呂市外の方

下呂温泉病院「地域連携室」までご相談ください。

お問い合わせ

ご不明な点がございましたら、下呂温泉病院「地域連携室」までお問い合わせください。
電話番号 0576-23-2222(内線1103)
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